「統計学関連なんでもあり」の過去ログ---019

★ Excel はひどいということ ★

　100　Excel はひどいということ　　青木繁伸　　2002/05/20 (月) 13:12
　　101　Re: Excel はひどいということ（つづき）　　青木繁伸　　2002/05/20 (月) 13:22
　　　102　Re^2: Excel はひどいということ（まだある）　　青木繁伸　　2002/05/20 (月) 13:25
　　　　107　Excel マニュアル　　セルエク　　2002/05/21 (火) 12:55
　　　　　110　Re: Excel マニュアル　　名無しさん　　2002/05/21 (火) 20:51

100.　Excel はひどいということ　　青木繁伸　　2002/05/20 (月) 13:12

「関数のペースト」（前は，関数ウィザードとか読んでいたと思うのだが）の短い説明では

DIST : スチューデントの t-分布を返します。
とか書いてります。そんなもの返せるのか?と思います。
また，「尾部」の説明として，尾部には片側分布(1)を使用するか，両側分布(2)を使用するかを表す数値を指定します。とか書いてありますが，片側分布とか両側分布とかなんだ?と思います。

TINV: スチューデントの t-分布の逆関数を返します。
これも，そんなもの返せるかと思います。百歩譲って，いいたいことを分かってやったとして，TDIST にある「尾部」の指定が TINV にはないので，逆関数ではないですね。

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101.　Re: Excel はひどいということ（つづき）　　青木繁伸　　2002/05/20 (月) 13:22

「ヘルプ」には，

TDISTは，スチューデントの t 分布のパーセンテージ (確率) を返します。数値 (x) は t の計算値で，この t に対してパーセンテージが計算されます。t 分布は，比較的少数の標本からなるデータを対象に仮説検定を行うときに使われます。この関数は，t 分布表の代わりに使用することができます。
パーセンテージというのは確率のことか，とか，少数の標本ってなんなのかとか，とにかく，訳語がまったくだめ。

その下の方に，
・ TDIST 関数は，TDIST = p(x<X) として計算されます。ここで，X は t 分布に従うランダムな変数です。とかありますが，ランダムな変数って確率変数のことでしょ。

さらに，
・片側分布の t 値は，確率が 2*確率に置き換えられて返されます。確率が 0.05 で，自由度が 10 の場合，両側分布の値は，TINV(0.05,10) という数式で計算され，2.28139 が返されます。同じ確率と自由度の片側分布の値は，TINV(2*0.05,10) という数式で計算され，1.812462 が返されます。というのがあり，TINV の説明が紛れ込んでいる?

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102.　Re^2: Excel はひどいということ（まだある）　　青木繁伸　　2002/05/20 (月) 13:25

TINVは，
スチューデントの t 分布の t 値を，確率の関数と自由度で返します。
これもまた，「確率と自由度の関数で返します」というつもりなのでしょうが。

・ TINV 関数は，TINV = p(t<X) として計算されます。ここで，X は t 分布に従うランダムな変数です。
ランダムな変数って，確率変数のことでしょ，といのは前と同じ。ところで，ここでの等号=の使いかたって，普通じゃないよね。

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107.　Excel マニュアル　　セルエク　　2002/05/21 (火) 12:55

EXCELはひどいけれど，やはり教育用に便利なので，マイクロソフトに期待せず信用せず，統計学者が関数の説明をちゃんと記述した本があります.芳賀敏郎氏によるものです.便利です.

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110.　Re: Excel マニュアル　　名無しさん　　2002/05/21 (火) 20:51

> EXCELはひどいけれど，やはり教育用に便利なので，マイクロソフトに期待せず信用せず，統計学者が関数の説明をちゃんと記述した本があります.芳賀敏郎氏によるものです.便利です.

なるほど。
その本の題名と出版社名を教えていただけませんでしょうか。
早速，購入したいと思います。

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