★ アンケーチの信頼性について ★

 175 アンケーチの信頼性について  高田 道里  2001/03/30 (金) 14:35
  178 Re: アンケーチの信頼性について  青木繁伸  2001/03/30 (金) 18:44
   179 Re^2: アンケーチの信頼性について  青木繁伸  2001/03/30 (金) 18:45
    183 Re^3: アンケーチの信頼性について  マンボウ  2001/03/31 (土) 21:29


175. アンケーチの信頼性について  高田 道里  2001/03/30 (金) 14:35
大新聞やTVなどでアンケート調査報告がされています。
最近は政治に関するものが多いようです。
アンケート調査の発表数字は調査結果として正しいのですが,その内容の信憑性についての論議がありません。

このことは,回答者が本当に自分の気持ちをアンケイトに反映しているだろうかということです。
アンケイト回答者の心は総てはっきりとデジタル的に表現できないだろうし,その日のその人の気分的な調子でも違うだろうし。

私の場合,時には曖昧率60%程度のときがあります。
非常に真剣(気持ち)回答している人もいるし,曖昧に回答している人もいます。
それでも新聞,TVで取り扱われる時は同じレベルのデータとなります。

特にマスメデアでの発表するデータは,私達の考えが指標とする重要なデータで,結果を左右する大きな指標ですので慎重でなければなりません。

統計学的にアンケイト回答者の確からしさを処理する手法があるのでしょうか。

社会学的なアンケイトの精度はどの程度のものが要求されるのでしょうか。

またアンケートの母集団もすくないのではと!

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178. Re: アンケーチの信頼性について  青木繁伸  2001/03/30 (金) 18:44
> アンケイト回答者の心は総てはっきりとデジタル的に表現できないだろうし,その日
> のその人の気分的な調子でも違うだろうし。

内閣を指示するかしないかなどは,ディジタル的に表現できなくてもいいと思います。「私は内閣を42.45%指示します」ということはないでしょう。今日は指示するが明日は指示しないかもわからないということはあるかもしれない。

しかし,「タレントの○○さんは好きですか」というようなときは,好き嫌いの基準は被調査者により違うので同じように好きだという場合にも本当に同じ反応かどうかは疑問のあるところ。

また,「頭が痛くなることがありますか」というようなのは別の意味で微妙で,ある人は気にしないような体調の異変も,別の人にとっては気になってしょうがないということはある。

> 統計学的にアンケイト回答者の確からしさを処理する手法があるのでしょうか。

繰り返し調査をして,同じ回答が得られるかどうかを調査することはあります。しかし,繰り返し期間が短いと前の回答を記憶していることがあったり,繰り返し期間が長いときにはその間に状態自体が変化してしまう可能性もある。とかく,めんどくさい。

つづく

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179. Re^2: アンケーチの信頼性について  青木繁伸  2001/03/30 (金) 18:45
> 社会学的なアンケイトの精度はどの程度のものが要求されるのでしょうか。

社会学ならそんなに精度は必要ないかも(^_^;)


> またアンケートの母集団もすくないのではと!

それは,費用と効率と必要とする精度の関係から決まることです。
視聴率調査は,関東地方300世帯,関西地方200世帯で行われるらしい。
世論調査も,最近は1000人位を対象に電話で行われるようだが,前は3000人くらいを対象にしていたはず。

しかし,世論調査の場合には回答率が60%〜70%であることの方が問題が大きい。
回答しなかった人はどんな人か,また,電話に出なかった人はどんな人か...

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183. Re^3: アンケーチの信頼性について  マンボウ  2001/03/31 (土) 21:29
世論調査に限らないでしょうが,人っていうのは,受け入れられやすい(あるいは,期待されているだろう)回答を返すっていう傾向がありますよね。

がちがちの保守系の支持者でも,○総理を擁護するとはなかなか答えられないでしょう。

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