★ 一致率の検定について ★

 214 一致率の検定について  Miura  2000/11/29 (水) 07:21
  216 Re: 一致率の検定について  青木繁伸  2000/11/29 (水) 10:30
   248 Re^2: 一致率の検定について  ???  2000/12/01 (金) 16:18
    250 Re^3: 一致率の検定について  名無しさん  2000/12/01 (金) 17:45
     254 Re^4: 一致率の検定について  ???  2000/12/01 (金) 19:49
      258 Re^5: 一致率の検定について  nobody  2000/12/01 (金) 22:19
      257 Re^5: 一致率の検定について  nobody  2000/12/01 (金) 22:11
       260 Re^6: 一致率の検定について  ???  2000/12/02 (土) 09:22


214. 一致率の検定について  Miura  2000/11/29 (水) 07:21
現在論文作成をしていて困ったことがあります。
3人の評定者の判定の一致率を計算したいと思います。
その場合,2人ずつについてKappa scoreを計算するのでしょうか。
それとも3人まとめて計算する方法があるのでしょうか?

あと判定対象の数が少ない場合,何らかの変法でもあるのでしょうか?

教えてください。

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216. Re: 一致率の検定について  青木繁伸  2000/11/29 (水) 10:30
κ係数で目的が達せられるのかどうか私にはわかりません。
ケンドールの一致度係数というのもあります。複数の評定者がいくつかの対象を評価したとき,一致度をはかるものです。
Sidney Siegel: Nonparametric Statistics for the Behabioral Sciences, McGraw-Hill

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248. Re^2: 一致率の検定について  ???  2000/12/01 (金) 16:18
> κ係数で目的が達せられるのかどうか私にはわかりません。
> ケンドールの一致度係数というのもあります。複数の評定者がいくつかの対象を評価したとき,一致度をはかるものです。

 この二つの係数は,用いられる尺度が違います.前者は名義尺度,後者は順序尺度.これを教えてあげないと,質問者は混乱します.

> Sidney Siegel: Nonparametric Statistics for the Behabioral Sciences, McGraw-Hill

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250. Re^3: 一致率の検定について  名無しさん  2000/12/01 (金) 17:45
前者は名義尺度「以上」,後者は順序尺度「以上」ですね

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254. Re^4: 一致率の検定について  ???  2000/12/01 (金) 19:49
> 前者は名義尺度「以上」,後者は順序尺度「以上」ですね

 下手に「以上」をつけると,初心者には別の誤解を生むでしょうね.

 各尺度毎に別々の方法が提唱されているのは,それぞれの尺度で検定効率が高くなるよう設計されているからです.

 「以上」をつけると,「計算がわかりやすい名義尺度の方法を順序尺度でも使おうか」という誤解を招きかねません.名義尺度の独立性のカイ2乗検定と順序尺度のU検定などの関係を考えればよくわかります.

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258. Re^5: 一致率の検定について  nobody  2000/12/01 (金) 22:19
>  「以上」をつけると,「計算がわかりやすい名義尺度の方法を順序尺度でも使おうか」という誤解を招きかねません.名義尺度の独立性のカイ2乗検定と順序尺度のU検定などの関係を考えればよくわかります.

当然のことながら,水準の低いデータに適用できる手法は効率(検定力)がおちるということは前提です。その不利益を上回るものがあるときに,それを使うというのを説明しないといけないのは当然ですね。

刺身を作るのに,刺身包丁は最適の道具でしょうが,それが使えないときには,身近にあったらカッターナイフでも何でも使うしかないでしょう。いっぽうで,弘法筆を選ばずということがあっても,書の名人はそれなりの筆を使うでしょう。

なんか変なたとえ話になったが,あなたの屁理屈へのつきあいには,もうあきた。

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257. Re^5: 一致率の検定について  nobody  2000/12/01 (金) 22:11
>  下手に「以上」をつけると,初心者には別の誤解を生むでしょうね.

どうも妙なことをおっしゃる

順位相関係数を適用するのが適切なのは,決して順位尺度であるからということではない。

曲線相関とか外れ値とまでは行かないけどちょっと大きめ(小さめ)のデータがあるときなどの間隔尺度(比尺度)の場合に,積率相関係数が適切とは言えないでしょう。
そのようなときに,間隔尺度(比尺度)として扱うのではなくて順位尺度として扱うことが適切な場合もある。

へんに,初心者のため初心者のためとお為ごかしをいうのは,かえっておかしなことになりはしませんか。

「学者」のへんなところは,ああいう場合もあるがこういう場合もあると,じゃあ一体何が一番良いのか分からないという論旨の述べ方があるとかいうけど,いろいろいうのはどういうものかと思いつつ,いちゃもんつけるのは簡単よね〜〜と思いますけど。

あなたの発言にはコメントつけないようにします。

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260. Re^6: 一致率の検定について  ???  2000/12/02 (土) 09:22
> >  下手に「以上」をつけると,初心者には別の誤解を生むでしょうね.
>
> どうも妙なことをおっしゃる

 学生に統計学を教えていれば,このような誤解に遭遇することは,よく経験することだろうと思います.

> 曲線相関とか外れ値とまでは行かないけどちょっと大きめ(小さめ)のデータがあるときなどの間隔尺度(比尺度)の場合に,積率相関係数が適切とは言えないでしょう。そのようなときに,間隔尺度(比尺度)として扱うのではなくて順位尺度として扱うことが適切な場合もある。

 これは,各尺度で適切な検定方法の基本を理解した上での,さらに一歩進んだ問題でしょう.これが,どの程度のデータを含む場合に「適切」であるのか,実際「適切」に適用されているのか,統計学利用の経験が長い人であっても,答え方が難しい問題でしょうね.

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