★ 多数実験群間の比率の差の検定 ★
114 多数実験群間の比率の差の検定 戒田典久 2000/11/18 (土) 18:27
115 Re: 多数実験群間の比率の差の検定 マンボウ 2000/11/18 (土) 20:35
128 Re^2: 多数実験群間の比率の差の検定 忠犬はち公 2000/11/20 (月) 15:21
118 Re^2: 多数実験群間の比率の差の検定 戒田典久 2000/11/19 (日) 12:06
124 Re^3: 多数実験群間の比率の差の検定 てんとうむし 2000/11/20 (月) 10:21
125 Re^4: 多数実験群間の比率の差の検定 忠犬ハチ公 2000/11/20 (月) 13:05
127 Re^5: 多数実験群間の比率の差の検定 てんとうむし 2000/11/20 (月) 14:07
138 Re^6: 多数実験群間の比率の差の検定 DISIR 2000/11/21 (火) 09:46
126 Re^5: 多数実験群間の比率の差の検定 SCD 2000/11/20 (月) 13:43
121 Re^3: 多数実験群間の比率の差の検定 ひの 2000/11/19 (日) 15:52
114. 多数実験群間の比率の差の検定 戒田典久 2000/11/18 (土) 18:27 |
次のような実験結果の検定をしたいと思っています。
質問1
実験1
温度 卵数 孵化数 孵化率
10℃ 250 153 0.61
20℃ 250 189 0.76
30℃ 250 58 0.23
40℃ 250 0 0
温度の違いによって孵化率に有意差があるか調べたいと思っています。この様な場合は比率のカイ2乗検定をし,全体として差が認められればテューキーやライアンのK群の比率の差の多重比較検定すれば良いのでしょうか?
質問2
上記と同じ内容の実験を他に3回繰り返したとします。これらのデータを比較し判断する場合は,それぞれの実験で比率の差の検定をし,例えば,4回の実験のうち3つの実験で10℃と20℃で孵化率が有意に高かったと言った風に判断すれな良いのでしょうか?
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115. Re: 多数実験群間の比率の差の検定 マンボウ 2000/11/18 (土) 20:35 |
> 温度の違いによって孵化率に有意差があるか調べたいと思っています。この様な場合は比率のカイ2乗検定をし,全体として差が認められればテューキーやライアンのK群の比率の差の多重比較検定すれば良いのでしょうか?
そのほかの検定法もあるとは思いますが,あなたのやり方で間違いはないと思うのですが。
#もっと詳しい方のコメントを待ちましょう(^_^)
> 質問2
>
> 上記と同じ内容の実験を他に3回繰り返したとします。これらのデータを比較し判断する場合は,それぞれの実験で比率の差の検定をし,例えば,4回の実験のうち3つの実験で10℃と20℃で孵化率が有意に高かったと言った風に判断すれな良いのでしょうか?
なんで3回繰り返すか?
繰り返しても良いけどなんで3回別々に検定するか。
3回の実験を一緒にする(プールする)ことはできないのですか?
プールするのが普通かと思いますが,普通ではないですか【謎】 |
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128. Re^2: 多数実験群間の比率の差の検定 忠犬はち公 2000/11/20 (月) 15:21 |
> そのほかの検定法もあるとは思いますが。
個々の実験について比率の検定を行い,その検定結果をメタアナリシスの複数の検定結果の統合をすることはできないのでしょうか。
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118. Re^2: 多数実験群間の比率の差の検定 戒田典久 2000/11/19 (日) 12:06 |
> そのほかの検定法もあるとは思いますが,あなたのやり方で間違いはないと思うのですが。
> #もっと詳しい方のコメントを待ちましょう(^_^)
アドバイスを有り難うございます。
> なんで3回繰り返すか?
各々の実験に用いた卵は,同一腹の魚から取ったものですが,実験回が違うと,異なる親から取った卵を使用しています。つまり,実験回により卵質が異なります(人工採卵のため搾取したときの卵の成熟度合いに影響します)。
結果について卵質の影響を極力削除するには,異なる親から取った卵を用いて実験を繰り返す必要があります。
> 繰り返しても良いけどなんで3回別々に検定するか。
> 3回の実験を一緒にする(プールする)ことはできないのですか?
> プールするのが普通かと思いますが,普通ではないですか【謎】
すべての実験をプールして検定することも思案していましたが,質が異なる卵を用いて得られたデータを一緒にしても良いものか不安であるといった理由からプールすることに踏み込めないでいます。
この様なケースはどの様に処理をすればよいのか,ご教授いただければ幸いです。
宜しくお願いします。
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124. Re^3: 多数実験群間の比率の差の検定 てんとうむし 2000/11/20 (月) 10:21 |
> > そのほかの検定法もあるとは思います
これって,「温度が一度上がるとふ化率が○○%低下する」というような結論を導き出すような検定を行うケースではないでしょうか? そのような気が・・・。
> 各々の実験に用いた卵は,同一腹の魚から取ったものですが,実験回が違うと,異なる親から取った卵を使用しています。つまり,実験回により卵質が異なりますこの様なケースはどの様に処理をすればよいのか,ご教授いただければ幸いです。
> 宜しくお願いします。
3回行った各実験をそれぞれブロックとする乱塊法実験計画だと思うのですが違いますか?
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125. Re^4: 多数実験群間の比率の差の検定 忠犬ハチ公 2000/11/20 (月) 13:05 |
私は統計学を勉強中で詳しくわからないので教えて欲しいのですが,
> 3回行った各実験をそれぞれブロックとする乱塊法実験計画だと思うのですが違いますか?
このケースで乱塊法を使う場合は,比率(孵化率)をデータとみなして,それらの平均値の差を検定するのですか?それとも孵化数を使うのですか?
また各実験で分母(卵数)が異なる場合はどうするのですか? |
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127. Re^5: 多数実験群間の比率の差の検定 てんとうむし 2000/11/20 (月) 14:07 |
> このケースで乱塊法を使う場合は,比率(孵化率)をデータとみなして,それらの平均値の差を検定するのですか?それとも孵化数を使うのですか?
> また各実験で分母(卵数)が異なる場合はどうするのですか?
ふ化数だと思います。「畜産を中心とする実験計画法」(吉田実著 養賢堂)の214ページに,「計数値の分散分析」として,近似的に分散分析の適用できることが紹介されています。可能であれば参照してみて下さい。ただ,データ数がほぼ同数の時に近似的に適用できるとの注意書きもあります。
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138. Re^6: 多数実験群間の比率の差の検定 DISIR 2000/11/21 (火) 09:46 |
40℃以外は,ほぼ個数が真ん中あたりのデータなので比率を計量値と見なしてもよいのではないかと思います(40℃のデータは微妙な判断を要しないデータなのでこれで良いとわりきった)。場合によっては逆正弦変換とか使いますが今回はいらないと判断しました。この比率データについて温度を母数,親の違いを変量とした混合モデルで解析し,対比較結果とともに親の違いのバラツキの推定値も示せば良いと思います。その後,適切な回帰モデルを作ることができればそのモデルに当てはめを行う。
しかしながら,そのためにはデータからは20℃から30℃付近のデータを細かく
とってみた方が良いように思う。
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126. Re^5: 多数実験群間の比率の差の検定 SCD 2000/11/20 (月) 13:43 |
孵化の有無をデータ(目的変数)として,実験と温度を要因(説明変数)としたLogistic回帰を行うか,同じく実験を層とたCochran-Mantel-Haenszel検定を行うのが面白そうで,前者をおすすめします。
Logistic回帰においては,実験はカテゴリカルデータとして扱いますが,温度についていては,数値データとして扱うかあるいは変数変換(対数など)するのか,カテゴリカルデータとして扱うのか ,など色々考えれそうで興味津々です。
検証試験と位置づけるならば,どの方法を使うかを予備実験等で決めておいてから,実験するのが筋であることも頭の片隅に入れておくべきでしょうね。
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121. Re^3: 多数実験群間の比率の差の検定 ひの 2000/11/19 (日) 15:52 |
> すべての実験をプールして検定することも思案していましたが,質が異なる卵を用いて得られたデータを一緒にしても良いものか不安であるといった理由からプールすることに踏み込めないでいます。
> この様なケースはどの様に処理をすればよいのか,ご教授いただければ幸いです。
> 宜しくお願いします。
とりあえず,別個のデータとして検定して,同じ温度なら3回の実験の間に差がないことを確認した上でプールすればよいのではないでしょうか。
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