「統計学関連なんでもあり」の過去ログ---008

★ RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典 ★

　80　RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　くろいし　　2000/06/14 (水) 10:55
　　81　Re: RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　青木繁伸　　2000/06/14 (水) 11:47
　　　82　Re^2: RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　くろいし　　2000/06/14 (水) 15:11
　　　　95　Re^3: RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　ひの　　2000/06/15 (木) 00:31

80.　RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　くろいし　　2000/06/14 (水) 10:55

青木先生

正確確率計算のページはとてもすばらしく，また，JavaScript統計計算のページもソースが公開されており，大変勉強になります。

さて，RxCテーブルの正確検定（フィッシャーやクラスカル・ウォリス）の計算アルゴリズムは，どのような出典を参考に作成されたか教えていただけませんでしょうか?

現在，下記のサイトの論文集から探しております。
http://www.mailbase.ac.uk/lists/exact-stats/files/biblioalg.txt

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81.　Re: RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　青木繁伸　　2000/06/14 (水) 11:47

> さて，RxCテーブルの正確検定（フィッシャーやクラスカル・ウォリス）の計算アルゴリズムは，どのような出典を参考に作成されたか教えていただけませんでしょうか?

周辺和が固定された，すべての可能な分割表の生成アルゴリズムについてでしょうか?

私のアルゴリズムは，再帰的にしらみつぶしで探索する方法ですが，（特別な方法でもありませんので）参考にしたものはありません。

Mehta のネットワーク・アルゴリズムは私には理解できませんでした。
http://www.hsph.harvard.edu/facres/mht.html
http://www.cytel.com/papers/papers.html

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82.　Re^2: RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　くろいし　　2000/06/14 (水) 15:11

ありがとうございました。

> 私のアルゴリズムは，再帰的にしらみつぶしで探索する方法ですが，（特別な方法でもありませんので）参考にしたものはありません。
>
> Mehta のネットワーク・アルゴリズムは私には理解できませんでした。
ネットワークアルゴリズムはこれから読もうと思っていますが，やりたいことは次の3つです。
もちろん周辺度数固定条件下です。
（1）全てのテーブルを作成すること
（2）全てのテーブルからランダムに1テーブル選ぶこと
（3）現状のテーブルから，セル値を少し書き換えて”わずかに違う”テーブルを作り出すことです。

（1）はネットワークアルゴリズムで，（2）はもっと古典の行き当たりばったり法みたいなもので，やれそうです。（3）は調査中です。

うまくできましたら，何かしらの形で，公開できればと思っております。
ありがとうございました。

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95.　Re^3: RxCテーブルの正確検定アルゴリズムの出典　　ひの　　2000/06/15 (木) 00:31

>（1）全てのテーブルを作成すること
>（2）全てのテーブルからランダムに1テーブル選ぶこと

（2）については，
　橘敏明（1997）「確率化テストの方法」日本文化科学社
の，p101-103が参考になるでしょう。なおこの本のp234で解説されているランダムな組合せの生成法は無駄の多いアルゴリズムなので，奥村晴彦(1991)「アルゴリズム事典」のランダムな順列のアルゴリズムのほうが高速です。

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