「統計学関連なんでもあり」の過去ログ---007

★ 2×L分割表の検定での連続性の補正 ★

　29　2×L分割表の検定での連続性の補正　　青木繁伸　　2000/02/24 (木) 18:59
　　50　Re: 2×L分割表の検定での連続性の補正　　出口慎二　　2000/02/26 (土) 18:50
　　　51　Re^2: 2×L分割表の検定での連続性の補正　　青木繁伸　　2000/02/26 (土) 21:01

29.　2×L分割表の検定での連続性の補正　　青木繁伸　　2000/02/24 (木) 18:59

ある日本語の本に，2×L分割表における独立性の検定で，

カイ二乗値=ΣΣ（ | 観察値-期待値 | - 0.5 ) ^ 2 / 期待値

として「2×2分割表のときのイエーツの補正に相当することを行う」という方法が書いてあるのを見たのですが，このオリジナルは何処にあるかご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?

「K×L分割表のときにもこの方法が応用できるが，結果の解釈が難しいのでこのような補正は行わない方が無難である」などと書いてあるので，ちょっと胡散臭いのですが(^_^;)

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50.　Re: 2×L分割表の検定での連続性の補正　　出口慎二　　2000/02/26 (土) 18:50

> カイ二乗値=ΣΣ（ | 観察値-期待値 | - 0.5 ) ^ 2 / 期待値
>
> として「2×2分割表のときのイエーツの補正に相当することを行う」という方法が書いてあるのを見たのですが，…

実測値と期待値の差の絶対値から「0.5」を引いて補正する，という点についてでしたら，あるいは参考になるかもしれないので…．

『統計の基礎-考え方と使い方-』西平重喜/村上征勝共訳，1978，サイエンス社

の，p188-189に，

>「df=1でNが40未満，あるいは各マス内の期待値が10の場合には，…」として（つまり，K*L分割表ではなくて，2*2分割表の場合として），連続性の補正式，

>カイ二乗 = Σ((|O-E|-0.5)^2/E)

が紹介されています．訳本を見る限り，Reference はありません．尚，上記式の導出については，

>「この補正はかなりこみいった数学的理論にもとづいているが，…」

とあるだけです．

この本の原著は，

STATISTICS;TOOLS OF THE BEHAVIORAL SCIENCES,Marcia K. Johnson & Robert M. Liebert,1977,Prentice-Hall,Inc.

私は原著を見たことはないのですが，原著には Reference があったりはしないでしょうか?

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51.　Re^2: 2×L分割表の検定での連続性の補正　　青木繁伸　　2000/02/26 (土) 21:01

> >「df=1でNが40未満，あるいは各マス内の期待値が10の場合には，…」として（つまり，K*L分割表ではなくて，2*2分割表の場合として），連続性の補正式，
>
> >カイ二乗 = Σ((|O-E|-0.5)^2/E)

そうなんですよね。2×2分割表の場合には「イエーツの補正」ということになるんですけど，それをそれ以外に拡張するということの妥当性が不明なんです。

引き続き，情報をお待ちいたしております＞ALL

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