★ 0〜20%の範囲にある2群の平均値間の比較について ★

 371 0〜20%の範囲にある2群の平均値間の比較について  いずみ  2000/02/10 (木) 20:55
  372 Re: 0〜20%の範囲にある2群の平均値間の比較について  青木繁伸  2000/02/10 (木) 21:35


371. 0〜20%の範囲にある2群の平均値間の比較について  いずみ  2000/02/10 (木) 20:55
0〜20%の範囲にある百分率10例ずつの2群を比較する時,各百分率をarcsin変換して,その値を基にt検定して,両者間に有意差があるかどうか判断しました。しかし,この際,百分率をarcsin変換しなければいけない理由を教えて下さい。
百分率が0〜30%と70〜100%の範囲にある場合,その分布が正規分布しないために,それを正規分布させるために,各百分率の値をarcsin変換してからt検定して比較すると聞いたような気がするのですが・・・。何分にもよろしくご教示下さいませ。
お願いいたします。「がんばりまっし」のせんせーです。

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372. Re: 0〜20%の範囲にある2群の平均値間の比較について  青木繁伸  2000/02/10 (木) 21:35
> 0〜20%の範囲にある百分率10例ずつの2群を比較する時,各百分率をarcsin変換して,その値を基にt検定して,両者間に有意差があるかどうか判断しました。しかし,この際,百分率をarcsin変換しなければいけない理由を教えて下さい。

比率 p の分布の平均 P は p の分散 P(1-P)/n と関数関係にあり,P が 0.5 より遠ざかるほど分散は小さくなる。また,分布は次第にポアソン分布に近づく。

p を逆正弦変換することにより,分散が平均に無関係になり,更に p の分布が正規分布に近づく。

平均値の差の検定においては,2群の等分散性が保証されていないといけません。
比率の場合には,平均値が異なると分散まで異なるという性質があるので,このような変換が必要になるのです。

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