★ 複数の分散分析 ★

 121 複数の分散分析  ああ・・・  2000/01/11 (火) 22:42
  122 Re: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/11 (火) 23:11
   124 Re^2: 複数の分散分析  ああ・・・  2000/01/12 (水) 02:14
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          206 Re^9: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 10:12
           210 Re^10: 複数の分散分析  堀 啓造  2000/01/18 (火) 11:50
            211 Re^11: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 12:06
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          205 Re^9: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/18 (火) 01:59
           207 Re^10: 複数の分散分析2  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 10:17
            241 Re^11: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/19 (水) 01:42
             247 Re^12: 複数の分散分析2  心理学統計初心者  2000/01/19 (水) 09:03
            220 Re^11: 複数の分散分析2  出口慎二  2000/01/18 (火) 14:06
             245 Re^12: 複数の分散分析2  出口慎二  2000/01/19 (水) 07:26
             242 Re^12: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/19 (水) 01:51
             226 Re^12: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/18 (火) 17:31
              235 Re^13: 複数の分散分析2  出口慎二  2000/01/18 (火) 21:09


121. 複数の分散分析  ああ・・・  2000/01/11 (火) 22:42
独立変数としてある要因に2つの水準(仮にAとBとします)を設け,その水準につき2つづつの場面を設けて被験者に回答してもらう計画のときの分散分析について教えてください。
とても基本的だとは思うのですが,すみません。
この場合,4つの場面を被験者に回答してもらうことになります。そのときの従属変数は,水準ごとに平均点をだした,AとBの2つの平均点(被験者内要因)が考えられますが,場面ごとの差もみてみたいので,4つの場面を被験者内要因として分散分析したいとおもっています。
こういう場合,2種類の分散分析を行うことで,かまわないのでしょうか。2種の従属変数についてなんらかの検定を行って,そのあと2種類の分散分析を行うのでしょうか。

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122. Re: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/11 (火) 23:11
> 独立変数としてある要因に2つの水準(仮にAとBとします)を設け,その水準につき2つづつの場面を設けて被験者に回答してもらう計画のときの分散分析について教えてください。
> こういう場合,2種類の分散分析を行うことで,かまわないのでしょうか。2種の従属変数についてなんらかの検定を行って,そのあと2種類の分散分析を行うのでしょうか。

上記内容を理解できているか不明ですが,やりたいことは2元配置分散分析でしょうか?だとすれば,あとは,繰り返し「あり」か「なし」かが分かれば,質問しようとしている内容が伝わりますが.

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124. Re^2: 複数の分散分析  ああ・・・  2000/01/12 (水) 02:14
>やりたいことは2元配置分散分析でしょうか?
わかりにくい書き方で申し訳ありません。
例えば,向社会的行動場面を2つ,反社会的行動場面を2つ,合計4つの場面を同一の被験者に提示して,ある判断をしてもらい,得点化します。向・反社会的行動場面内の2つの行動それぞれは,対応がないので,2(内)×2(内)のデザインになりません。でも,向・反社会的行動場面を比較したいのと同時に,4場面の差も比較したいのですが,2(内)×4(内)というのが,できるのでしょうか?それとも,向・反社会的行動場面を比較するための分散分析と,4場面を比較するための分散分析を,2つ行うのでしょうか?
まだ説明不足かもしれませんが・・・。

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129. Re^3: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/12 (水) 07:48
> …,向・反社会的行動場面を比較したいのと同時に,4場面の差も比較したいのですが,2(内)×4(内)というのが,できるのでしょうか?

もし,この実験を,1元配置で4つの水準があると考えた場合,シェッフェの方法による多重比較により,4つの水準間の差の検定と,その4つの水準を2つずつの2グループにまとめたうえでの2グループ間の差の検定の両方を行えます.

上記考え方で良いのならば,線形対比の検定,ということになります.因みに,STATISTICAの場合,分散分析モジュールに対比の検定といのがあったと思います.

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166. Re^4: 複数の分散分析  ああ・・・  2000/01/14 (金) 00:36
出口先生 ご教示ありがとうございました。今はシェフェの方法について議論されているようですが,話が変わってしまいますが次のことを確認させてください。
いきなり基本的な質問かとは思いますが,ご海容ください。

> もし,この実験を,1元配置で4つの水準があると考えた場合,シェッフェの方法による多重比較により,4つの水準間の差の検定と,その4つの水準を2つずつの2グループにまとめたうえでの2グループ間の差の検定の両方を行えます.

この方法について,理屈としてはわかったのですが,以前私の書いた,
「向・反社会的行動場面を比較するための分散分析と,4場面を比較するための分散分析を,2つ行う(なお,年齢や性という被験者間要因も含めて分析するので,向・反社会的行動の比較も,水準が2つですが分散分析を行うとします)」
という方法は,「誤用」なのでしょうか。

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167. Re^5: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/14 (金) 02:03
> 「向・反社会的行動場面を比較するための分散分析と,4場面を比較するための分散分析を,2つ行う(略)」という方法は,「誤用」なのでしょうか。

未だに実験のデザインを理解してない不安は残るのですが,「向・反」の2水準で考えるときは,それぞれにおける2場面の違いを分析対象としない,「4場面」の4水準で考えるときは,その4場面のうちのそれぞれ2つずつにある点で共通している要因自体は分析対象としない,ということになるかと思います.

このとき,分析対象に含めなかった要因による分散を誤差扱いする点,非難する方もあるかもしれません.でも,それらは,そもそも測定しなかった(仮説に取り込まなかった)と思えば,それはそれで良いのでは?,と私は思いますがどうでしょう?

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138. Re^4: 複数の分散分析  堀 啓造  2000/01/12 (水) 16:00
> 上記考え方で良いのならば,線形対比の検定,ということになります.
線形対比は別にいいのですが,

>因みに,STATISTICAの場合,分散分析モジュールに対比の検定といのがあったと思います.
シェッフェを被験者内要因に使うのですか?

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141. Re^5: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/12 (水) 19:01
> > 上記考え方で良いのならば,線形対比の検定,ということになります.
> 線形対比は別にいいのですが,

では,1つの要因に4つの水準という考えは妥当なのでしょうか?

> シェッフェを被験者内要因に使うのですか?

ただ1つの要因についての分散分析で,要因が被験者内のものかどうかで,適用する手法は異なるのでしょうか.正確には,「被験者内要因」という言葉を理解していないのかもしれませんが.

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172. Re^6: 複数の分散分析  堀 啓造  2000/01/15 (土) 03:23
> > > 上記考え方で良いのならば,線形対比の検定,ということになります.
> > 線形対比は別にいいのですが,
>
> では,1つの要因に4つの水準という考えは妥当なのでしょうか?

一応あるんじゃないですか。ただし,かなり疑問な実験法ですよね。
心理学のパラダイムではあまり使わないのでは?

ただ,ここの他の質問のなかにそれと似たような実験を当たり前とした質問がありました。業界によって違うのかもしれません。

ま,いいかげんなんだから,とりあえず4つをグラフにすることでしょうね。

対比はこのようなタイプならいいアイデアといえるのでは。


> > シェッフェを被験者内要因に使うのですか?
>
> ただ1つの要因についての分散分析で,要因が被験者内のものかどうかで,適用する手法は異なるのでしょうか.正確には,「被験者内要因」という言葉を理解していないのかもしれませんが.

これは大違いです。被験者内要因でシェッフェを使った例があるのですか?
それとも奨めている本があるでしょうか。

だいたい,素朴なt検定でさえ,違う方式というのはご存知のことと思いますが。
もちろん分散分析でも違います。

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174. Re^7: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/15 (土) 12:04
ご回答ありがとうございます.

> > ただ1つの要因についての分散分析で,要因が被験者内のものかどうかで,適用する手法は異なるのでしょうか.
>
> これは大違いです。被験者内要因でシェッフェを使った例があるのですか?

前回書きましたとおり,「被験者内要因」というものを理解しておりません.折を見て調べてみます.

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173. Re^7: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/15 (土) 10:20
> これは大違いです。被験者内要因でシェッフェを使った例があるのですか?
> それとも奨めている本があるでしょうか。
>
> もちろん分散分析でも違います。


 被験者内要因であっても,被験者間要因であっても,分散分析の基本は変わらないと思います。被験者内要因の場合は,要するに被験者を変量モデルに従うブロック要因とみなすだけではないでしょうか。

 被験者間要因との分散分析との違い??

 ただし,このような場合,シェフェの方法は余りに保守的になり過ぎるので,適用すべきかどうかは,意見が分かれるでしょうが。

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204. Re^8: 複数の分散分析  堀 啓造  2000/01/18 (火) 01:57
>  被験者内要因であっても,被験者間要因であっても,分散分析の基本は変わらないと思います。被験者内要因の場合は,要するに被験者を変量モデルに従うブロック要因とみなすだけではないでしょうか。

みなしはどういうときに成立するのでしょうか。
今の統計学のレベルでは単純にみなすことが大きな間違いであることが分かってます。その結果,positive なバイアスがかかっています。つまり,有意になりやすい。
その前提が球形仮定です。これを破っていることがほとんどのようで,
http://www.aichi-gakuin.ac.jp/%7Echino/anova/contents.html
に詳しい説明があります。

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248. 乱塊法は間違い? Re^9: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/19 (水) 09:35
>ないと思います。被験者内要因の場合は,要するに被験者を変量モデルに従うブロック要因とみなすだけではないでしょうか。
>
> みなしはどういうときに成立するのでしょうか。
> 今の統計学のレベルでは単純にみなすことが大きな間違いであることが分かってます。その結果,positive なバイアスがかかっています。つまり,有意になりやすい。

> その前提が球形仮定です。これを破っていることがほとんどのようで,

 最初に書いたように,被験者内要因は,ブロック因子を導入した分散分析の特殊な表現であり,データの取扱いは,乱塊法の考え方と同じだと思います。

 「その前提が球形仮定です。これを破っていることがほとんど」ということは,乱塊法が「大きな間違い」であり,「バイアス」がかかっている場合がほとんである,と理解してよろしいのでしょうか?

 乱塊法は,さまざまな分野で最も広く用いられている実験計画だろうと思います。多くの人にとって,かなり重要なご指摘だろうと思うのですが,いかがでしょうか。

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217. Re^9: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/18 (火) 13:57
> その前提が球形仮定です。…に詳しい説明があります。

「被験者内」ですが,とりあえず,同一個体に対する経時測定から得られたデータを用いて,同一個体における(within-subject)変化を評価するようなケース,でしょうか.

だとすると,2つの従属変数(向・反社会的行動場面)間に有意な相関があれば,4水準の1元配置とみなすことは無意味でしょう.

結局,他の要因も見るようですので,2つの従属変数を1つの経時測定因子として指定して多変量分散分析を適用後,単変量に対する分散分析で,従属変数1つずつについて,その水準(場面)の効果を見ることになるのでは?

このときは2水準ですので多重比較は不要ですが,3水準以上だった場合でも,対比検定を必要としませんので,比較する2つの水準以外の水準を検定する仮説に含まない検定法を使用するでしょう(シェッフェは使用しないでしょう).

但,有意な相関がなければ,それを行いたいとのことですので,1元配置とみなすでしょうが.

堀様,大筋で,このような理解は妥当でしょうか?急ぎませんので,そのうちコメント頂ければ幸いです.

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243. Re^10: 複数の分散分析  堀 啓造  2000/01/19 (水) 02:32
> 「被験者内」ですが,とりあえず,同一個体に対する経時測定から得られたデータを用いて,同一個体における(within-subject)変化を評価するようなケース,でしょうか.

「被験者内」(within subject) は repeated measures (反復測定)とよばれているものと同じです。今は repeated measuresのほうがはるかに多く使われているようです。ただ,被験者内といったほうがイメージがつかみやすいという利点があります。

通常は,順序の効果を相殺するため,順序をランダムに割り当てます。

調査型の研究だと,調査用紙の当該項目の系列順序を逆にして2系列をつくり相殺したと見なすことがあります。

もっとも教授前,教授後のように順序については,制御できないこともあります。

repeated measures には統計学的には大きな効用があるので,実験や調査のための実用的意味でなく,測定の精度を上げる方法としても注目されています。

また,時系列研究がさかんになっていますが,その方面でも重要になってます。今年の教育心理学会大会ではその方面のチュートリアルがあるようです。

時系列にはあまり食指が動かないのですが,成長となると興味はでてきます。

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246. Re^11: 複数の分散分析  出口慎二  2000/01/19 (水) 08:15
> 「被験者内」(within subject) は repeated measures
> (反復測定)とよばれているものと同じです。

なるほど.

> 調査型の研究だと,調査用紙の当該項目の系列順序を逆にして2系列をつくり相殺したと見なすことがあります。

良くありますね.でも,特に指示を受けない場合報告しませんが(委託計算業務として分析を行っており,研究のイニシアチブはとら(れ)ない仕事をしています),系列間で同じ刺激に対する評価を比較すると,有意に異なっていたりしているデータも散見されます.このあたり,

> …,測定の精度を上げる方法としても注目されています。

と関係するのでしょうか.

> また,時系列研究がさかんになっていますが,…。

いわゆる「パネル」調査でしょうか.私の関心は政治意識調査にありますが,この分野でも主流の観があります.「操作」のできない世界だけに,こうした方法が必要になってくるのでしょう.

ありがとうございました.

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206. Re^9: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 10:12

> みなしはどういうときに成立するのでしょうか。
> 今の統計学のレベルでは単純にみなすことが大きな間違いであることが分かってます。

 今までの質問の流れをよく考えてください。
 質問者と出口氏は,多変量分散分析まで想定した論議をしているわけではありません。
 多くの日本語テキストに説明されている程度のWinerの古典的分散分析モデルの範囲内の論議です。

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210. Re^10: 複数の分散分析  堀 啓造  2000/01/18 (火) 11:50
>  今までの質問の流れをよく考えてください。
>  質問者と出口氏は,多変量分散分析まで想定した論議をしているわけではありません。
>  多くの日本語テキストに説明されている程度のWinerの古典的分散分析モデルの範囲内の論議です。

面白い議論のながれですね。

データを実際に分析したいのに,Winer あたりに限定されるとは。

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211. Re^11: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 12:06
> データを実際に分析したいのに,Winer あたりに限定されるとは。

 あなたの言っていることは,よく理解できませんね。分散分析をご自身で使われたことがありますか?

 このような反復測定の分散分析を最も明解にしたのは,Winerの1971年の著書ではありませんか?

 あなたは,何をおっしゃりたいのですか。思わせぶりではなく,きちんと説明していただけませんか。

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212. 補足:Re^12: 複数の分散分析  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 12:46
>  このような反復測定の分散分析を最も明解にしたのは,Winerの1971年の著書ではありませんか?

 少し補足します。

 出口氏が理解できなかったのは当たりまえで,「被験者間要因」や「被験者内要因」に分けるような分散分析は,心理学関係を中心とする実験計画法の特殊な使い方にしか過ぎません。

 そのような実験計画法の考え方を明解に整理したのがWiner(1971)だというのは,心理学関係の統計学では常識だろうと思うのですが。

 いかがでしょうか?

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205. Re^9: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/18 (火) 01:59

球形検定についてはあまりいいのがないというのが多くの評価ですが,Kirk(1995,p278)では,locally best invariant test を薦めています。計算法と表が同書にはついてます。気にせず自由度の修正のほうに進むのがいいでしょう。


それでは被験者内要因の多重比較はどうするかというと,ボンフェローニの方法で自由度を調整した対応のあるt検定になるのです。この点はまだ日本の本で触れているのはないのでは。SPSSはそういう処理をすることができます。


シェフェに関しては,認識不足でしたが,ブロックでも求めていますね。ただし,球形仮定をしていない場合は,多重範囲ではなくなり,対ごとにシェフェの範囲を出すことになります。そんなの計算するのかな?

ま,被験者間要因であったとしても多重比較もっとも使われない方法と言われているものです。

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207. Re^10: 複数の分散分析2  心理学統計初心者  2000/01/18 (火) 10:17

> ボンフェローニの方法で自由度を調整した対応のあるt検定になるのです。

「ボンフェローニの方法」に,「自由度を調整」できる方法がある???

>球形仮定をしていない場合は,多重範囲ではなくなり,対ごとにシェフェの範囲を出すことになります。

「多重範囲」の意味とシェフェの計算方法をおわかりですか??? Student化された範囲の分布を多重(Multiple)に使うから,「多重範囲」です。シェフェの方法も,この分布を使う???

> ま,被験者間要因であったとしても多重比較もっとも使われない方法と言われている

 (シェフェの方法が)最も使われていない,という根拠は? 多重比較法の中では,まだかなり使われていると思いますが。適切に使われているかどうかは別にして。

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241. Re^11: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/19 (水) 01:42
だいぶ疲労していたようですね。注意が拡散してしまっていました。

> > ボンフェローニの方法で自由度を調整した対応のあるt検定になるのです。
>
> 「ボンフェローニの方法」に,「自由度を調整」できる方法がある???

有意水準の調整でした。


>  (シェフェの方法が)最も使われていない,という根拠は? 多重比較法の中では,まだかなり使われていると思いますが。適切に使われているかどうかは別にして。

これは,Toothpaker,L.E.(1991) Multiple comparisons for researcher. Sage
に書いてあります。

岩原(1965)でも多重比較法ではつかわずcontrast で使うよう示唆してあります。

で,心理学で多重比較のために使っている例をたくさん見ているのでしょうか?

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247. Re^12: 複数の分散分析2  心理学統計初心者  2000/01/19 (水) 09:03
>>  (シェフェの方法が)最も使われていない,という根拠は? 多重比較法の中では,まだかなり使われていると思いますが。適切に使われているかどうかは別にして。
>
> で,心理学で多重比較のために使っている例をたくさん見ているのでしょうか?

 残念ながら,心理学関係でまとめられた報告は知りませんが,最近の日本統計学会で,日・米・欧の薬理学の雑誌(各1誌)に関する状況が報告されました。(第66回講演の1-2) Dunnetの方法が最も多いのですが,Tukeyの方法とScheffeの方法の頻度は,ほぼ同じです。

 対比と,αの制御が必要な研究者にとっては,Scheffeの方法は有用なのだろうと思います。(ただし,何回も言っているように,適切に使われているかどうかは別です。)

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220. Re^11: 複数の分散分析2  出口慎二  2000/01/18 (火) 14:06
> > ボンフェローニの方法で自由度を調整した対応のあるt検定になるのです。
>
> 「ボンフェローニの方法」に,「自由度を調整」できる方法がある???

ボンフェローニが,自由度を調整したt検定,という意味なのでは?

> > ま,被験者間要因であったとしても多重比較もっとも使われない方法と言われている
>
>  (シェフェの方法が)最も使われていない,という根拠は? 多重比較法の中では,まだかなり使われていると思いますが。適切に使われているかどうかは別にして。

とりあえず,対比の検定を行いたいときには使いますよね?あと,私の知る限り,医療の分野では,検出力の低い検定が使用される傾向があるように思うのですが.

ところで,ボンフェローニとLSD(最小有意差法)って同じなんですか?別物なのですか?YesかNoかだけで構いませんので,ご回答いただけると助かります.

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245. Re^12: 複数の分散分析2  出口慎二  2000/01/19 (水) 07:26
> > > ボンフェローニの方法で自由度を調整した対応のあるt検定になるのです。
> >
> > 「ボンフェローニの方法」に,「自由度を調整」できる方法がある???
>
> ボンフェローニが,自由度を調整したt検定,という意味なのでは?

ごめんなさい.有意水準ですね.自由度だとWelchみたいな話になっちゃいますね.最近ずっと,Welchを使ったAIDを考えてましたので.

失礼しました.

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242. Re^12: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/19 (水) 01:51

> ボンフェローニが,自由度を調整したt検定,という意味なのでは?

えっと,自由度ではなく有意水準を調整したの間違いでした。
自由度調整の話を書いたので,同じ調子で書いてしまってました。

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226. Re^12: 複数の分散分析2  堀 啓造  2000/01/18 (火) 17:31
> ところで,ボンフェローニとLSD(最小有意差法)って同じなんですか?別物なのですか?YesかNoかだけで構いませんので,ご回答いただけると助かります.

どういう意味で訊いているかわかりませんが,別物です。

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235. Re^13: 複数の分散分析2  出口慎二  2000/01/18 (火) 21:09
> > ところで,ボンフェローニとLSD(最小有意差法)って同じなんですか?別物なのですか?YesかNoかだけで構いませんので,ご回答いただけると助かります.
>
> どういう意味で訊いているかわかりませんが,別物です。

ありがとうございました.先にボンフェローニの計算式を知り,後にLSDという手法の存在を知ったのですが,どうやらボンフェローニのようなものかな,と感じつつ調べておりませんでしたので.やはりちゃんと調べないとだめですね.

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