★ 心理学と統計学について ★

 27 心理学と統計学について  Daisuke  2000/01/01 (土) 18:14
  36 Re: 心理学と統計学について  堀 啓造  2000/01/02 (日) 03:10
  28 Re: 心理学と統計学について  マンボウ  2000/01/01 (土) 22:04
   45 ありがとうございました。  Daisuke  2000/01/04 (火) 00:47
    56 心理学関係統計入門書1  堀 啓造  2000/01/04 (火) 19:46
     60 Re: 心理学関係統計入門書1  堀 啓造  2000/01/04 (火) 20:36
     57 Re: 心理学関係統計入門書2  堀 啓造  2000/01/04 (火) 19:48


27. 心理学と統計学について  Daisuke  2000/01/01 (土) 18:14
私は,大学で心理学を勉強しています。文系,文系といって数学を全く勉強していませんでした。しかし,心理学にとって統計学は必需品であります。心理学において,統計学を勉強する場合,最低でもどの程度の数学の知識が必要でしょうか?

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36. Re: 心理学と統計学について  堀 啓造  2000/01/02 (日) 03:10
> 私は,大学で心理学を勉強しています。文系,

文系というのは高校ときの話ですね。

四則演算,分数の計算ができる。(つまり小学校レベルは完璧)
Σを恐れない。これは合計するマーク。
平方根(ルート)と二乗がわかる。
最低これは必要です。
あとは,方程式をたてることができる。(中学校)
最低というとこのあたりかな。

多変量解析をするなら,行列表現にもなれておくほうがいいです。
行列は大学の授業でもやってるはずです。線形代数ですね。
ベクトルなんかの感覚をもっておく必要があります。

そういえば,グラフがわからない大学生がいるようなので,xyプロットや一次関数や2次関数のグラフも知っておくこと。

など。

余裕があれば,微分積分なども基礎がわかればいいです。これは統計学の基礎です。
積分が面積計算であると了解できる。

そういえば,順列組み合わせも基礎です。

とりあえず,大学の統計学の授業をとりましょう。

しかし,高校で本当に数学を教えないところがあるのよね。

数学と世界史をやらないで大学に進学しちゃいけないとかの規則がないとダメなのかな。

試験しないと,勉強しないというのは高校生の問題じゃなくて高校の問題になっているのよね。

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28. Re: 心理学と統計学について  マンボウ  2000/01/01 (土) 22:04
> 私は,大学で心理学を勉強しています。文系,文系といって数学を全く勉強していませんでした。しかし,心理学にとって統計学は必需品であります。心理学において,統計学を勉強する場合,最低でもどの程度の数学の知識が必要でしょうか?

これは,どのレベルまでの統計学を対象にするかによって異なるのは当然でしょう。

あなたの勉強(研究)に必要な統計学を勉強していて,数学的なわからないところが出てきたらそのところを数学の教科書を開いてみたらいいのです。

自分で勉強するのが大学ですから,がんばってみましょうね。

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45. ありがとうございました。  Daisuke  2000/01/04 (火) 00:47
堀さん,マンボ-さん。回答ありがとうございました。
基礎的なものから少しずつやっていきたいと思います。
すでに,心理統計の授業はとっていますが数学をやってこなかった自分にとって理論的なものは納得をしにくいのです。
そこで,このような質問をさせていただきました。
実際問題として授業では理論よりSPSSの使い方が優先し,どんなデ-タの時,どの統計的処理をしていいかなどほんの一握りの人しか知りません。
授業でも理論的なことは解説してくれません。
実験などの授業でも処理の方法は,先生が教えてしまいます。
私,個人としてはこの様なやり方は良いと思えないのです。
長々とかいてしまいましたがまたご指導よろしくお願いします。

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56. 心理学関係統計入門書1  堀 啓造  2000/01/04 (火) 19:46
心理関係の入門として推薦できるのは,

(1)山内光哉『心理・教育のための統計法<第2版>』サイエンス社 1999

あたりから入ってみるのがいいでしょう。自分で読んでいくようになっています。計算例もありますから,自分なりに計算をしていくこともできます。
練習問題と解答もあるので,自習用としていいでしょう。
詰め込んでいないのでどんどん進めることができるのもいいです。

(2)服部環・海保博之『Q & A 心理データ解析』福村出版 1996

これは,Q & A 形式ですので,問題意識をもって読み進めることができます。多変量解析を含め心理学で使う統計の全体像をつかむことができるでしょう。
ただ,行列は入ってきます。

(1)を読んだあとは,日本ではあまり適切な本がありません。
英語の入門書の英語のレベルはある程度低くおさえられていますので,英語の本を読むことを勧めます。

(3)Howell,D.C.(1999). Funcamental statistics for the behavioral sciences(4th ed.). Duxbury
が学部生にはお勧めのレベルです。例はほとんど心理学です。

統計学を専門にやるわけではないでしょうから,まずはこの程度でいいでしょう。

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60. Re: 心理学関係統計入門書1  堀 啓造  2000/01/04 (火) 20:36

> (3)Howell,D.C.(1999). Funcamental statistics for the behavioral sciences(4th ed.). Duxbury

Fundamental ですね。

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57. Re: 心理学関係統計入門書2  堀 啓造  2000/01/04 (火) 19:48
例えば,
続き

統計学の入門書として次の本を良書として奨めているものもあります。

東京大学教養学部統計学教室編『統計学入門』東京大学出版会 1991

これを自分で読んですらっとわかるようだと,大学に入る必要はないのではないかと思います。

この本なんかはチューターが付かないと理解できないタイプでしょう。

How to ものとしては(チャート式の理解)
(4)田中敏・山際勇一郎『ユーザのための教育・心理統計と実験計画法』教育出版

などもいいかもしれません。どんなときに使うのかわかりやすく書いてあります。

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