★ 標本の大きさの違い ★

 13 標本の大きさの違い  サーヤ  1999/06/02 (水) 13:16
  14 Re: 標本の大きさの違い  青木繁伸  1999/06/02 (水) 18:35
   17 Re^2: 標本の大きさの違い  堀 啓造  1999/06/03 (木) 00:58


13. 標本の大きさの違い  サーヤ  1999/06/02 (水) 13:16
統計の超初心者です。
初歩的な質問ですみません。t検定や分散分析をする時,標本数の差はどのくらいまで許容されるのですか。標本の大きさに差がある時はどのようにしたらよいでしょうか。お教えください。

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14. Re: 標本の大きさの違い  青木繁伸  1999/06/02 (水) 18:35
> t検定や分散分析をする時,標本数の差はどのくらいまで許容されるのですか。
> 標本の大きさに差がある時はどのようにしたらよいでしょうか。

標本の大きさのアンバランスについては許容というのはないと思います。
よく誤解されるようですが,全体の標本の大きさが決められているときは,各群に均等に割り振った方が検出力が高くなるということです。

従って,検出力が低くならない限りとくにバランスに気をつける必要はないと思います。
(それが「許容」ということでしょうが,一般的な基準を出すのは難しいでしょう)

しかし,少ない方の標本の大きさが十分に大きいかは注意する必要があると思います。

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17. Re^2: 標本の大きさの違い  堀 啓造  1999/06/03 (木) 00:58
> > t検定や分散分析をする時,標本数の差はどのくらいまで許容されるのですか。
> > 標本の大きさに差がある時はどのようにしたらよいでしょうか。

ちょっと論点がずれますが,多重比較の場合の標本数の差についてはデータがあります.

永田靖・吉田道弘(1997) 統計的多重比較法の基礎 サイエンティスト社

群の数が多く,サンプルサイズの比率が3倍を超えるような場合,テューキー・クレーマーの方法の保守性の程度は高くなる(p149).
(群の数は5を超える場合には 0.04 よりも小さくなることが多い.)
このあたり同書の表を見て確認してください.


多重比較の正確な確率を出すプログラムもこの本にはのっていて,delphi でくんだものを岡本安晴さん@金沢大学が公開しています.
http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~e50048/tukey/

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