★ 重回帰分析の分散分析表 ★

 49 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  99/02/05 (金) 16:03
  81 Re: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  sugar  1999/02/19 (金) 14:40
   82 Re^2: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  1999/02/19 (金) 14:41
  51 Re: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  99/02/05 (金) 16:09
  50 Re: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  99/02/05 (金) 16:05


49. 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  99/02/05 (金) 16:03
ある本に,重回帰分析の結果としての分散分析表の説明において,
「これ(分散分析表)は,回帰式の有意性を検討するために必要となる。...帰無仮説 H0: β1=β2=β3=0(回帰式には意味がない)....」
と書いてある。

ちょっと変。
X1    X2    Y
498    627    601
438    572    491
425    522    413
436    631    558
574    410    387
673    457    647
744    468    538
531    660    508
535    536    559
488    430    249
437    424    578
376    548    347
439    302    369
541    657    623
496    463    498
537    472    570
575    613    572
422    374    488
278    415    451
548    410    543
というデータを分析してみるとよい。反例は一つで十分。
β1=0,β2 =0が採択されても,分散分析結果は帰無仮説棄却。

     [このページのトップへ]


81. Re: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  sugar  1999/02/19 (金) 14:40
 分散分析の F 検定は2つの説明変数をセットとして考え「β1=0 かつ β2=0」という帰無仮説を調べているのに対し,偏相関係数の検定では「β1=0」と「β2=0」という2つの帰無仮説を独立に調べていることになります。したがって,これらの帰無仮説の間には一対一の対応はないので,青木さんの論法は間違っています。
 「重相関係数がゼロである」という仮説はあきらかに「β1=β2=0」という帰無仮説に対応します。

     [このページのトップへ]


82. Re^2: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  1999/02/19 (金) 14:41
その通りでございます

私が間違えておりました

     [このページのトップへ]


51. Re: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  99/02/05 (金) 16:09
> β1=0,β2 =0が採択されても,分散分析結果は帰無仮説棄却。

***** 重回帰式 *****

       偏回帰係数    標準誤差     t値    p値
X001     0.3819923   0.2020652  1.8904405  0.07587
X002     0.3702558   0.2023109  1.8301328  0.08482
定数項     123.7145    137.1032  0.9023457  0.37948


***** 分散分析表 *****

要因      平方和  自由度    平均平方      F値   p値
回帰     62186.04     2    31093.02    3.839845  0.04207
残差     137657.0    17    8097.468
全体     199843.0    19

     [このページのトップへ]


50. Re: 重回帰分析の分散分析表の帰無仮説は?  青木繁伸  99/02/05 (金) 16:05
帰無仮説 H0: β1=β2=β3=0(回帰式には意味がない)

っていうのは,スネデッカー・コクランの本にも書いてあったりするから,ちょっと怖い。

「重相関係数が 0 である」という検定と等価なのではなかったか?

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 001 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る