標準化偏回帰係数 $b_{1}'$,$b_{2}'$ は,$S_{yy} = 6.7$ であるから,
$b_{1}' = 0.20462\ \sqrt{\displaystyle \frac{71.98}{6.7}} = 0.67067$,
$b_{2}' = 0.28663\ \sqrt{\displaystyle \frac{35.3}{6.7}} = 0.65793$ である。
> Syy <- var(Y)*(n-1) # 従属変数の変動 > beta <- b*sqrt(diag(Sxx)/Syy) # 標準化偏回帰係数 > data.frame(beta) beta X1 0.6706727 X2 0.6579264相関係数行列を使って,最初に標準化偏回帰係数を求める。 標準化されたデータの分散・共分散行列は,相関係数行列に他ならない。
> cor(X) # 独立変数間の相関係数行列 X1 X2 X1 1.0000000 0.1281561 X2 0.1281561 1.0000000 > cor(X, Y) # 独立変数と従属変数の相関係数ベクトル [,1] X1 0.7549900 X2 0.7438772 > solve(cor(X), cor(X, Y)) # 上の 2 つを用いて,正規方程式を解くと,標準偏回帰係数が求まる [,1] X1 0.6706727 X2 0.6579264