サイコロを投げるとき，どの目の出ることも同様に確からしい。したがって，1 の目に限らずどの目の出るチャンスもみな等しく 1 / 6 であるということができる。この値 1 / 6 を，1 の目の出る 確率 と呼ぶ。

　起こりうる全ての場合が同様に確からしいと考えられるとき，ある条件を満たす事象の起こる確率は，

である。

例題：

　ひとつのサイコロを振ったとき，偶数の目の出る確率はいくつか？

解答：

1. まともなサイコロを普通に振った場合，どの目の出方も同様に確からしい。
2. 偶数の目は 2，4，6 の三つである（これが「偶数の目が出る」という条件を満たす事象である）。
3. 全ての起こりうる事象は，1 から 6 の目の出る 6 通りである。
4. ゆえに，求める確率は 3/6 = 1/2 = 0.5 となる。

演習問題-1：

　ある大学の学生数は 5000 人である。そのうち，自動車通学をしている者は 1200 人である。構内で出会ったある一人の学生に質問したとき，その学生が自動車通学をしている学生である確率を求めなさい。
　答えは小数点以下 3 桁目で四捨五入した値を解答欄に記入し，送信ボタンをクリックしなさい。

解答欄：　　　　

演習問題-2：

　ある会社では大代表電話へかかってくる電話は一時間あたり平均して 10 通話であり，各通話は平均して 1 分の通話時間を要する。たまたま電話したとき，お話中である確率を求めなさい。
　答えは小数点以下 3 桁目で四捨五入した値を解答欄に記入し，送信ボタンをクリックしなさい。

解答欄：　　　　

応用問題：