補足説明     Last modified: May 16, 2002

  1. 得られた主成分分析の結果が,常に解釈可能( 既知の知見と整合性がある )とは限らない。このような原因としては,既知の知見が不十分なために分析結果が正当に評価できない場合もあるし,分析に使用した変数のセットが不適切な場合( 実態を把握するために必要な変数が抜け落ちているなど )もあるであろう。

  2. 得られた各ケースに対する主成分得点は総合特性値であるので,別の分析にも使用できる( 各主成分の解釈が可能であれば妥当性が高くなる。解釈不十分でも限界はあるが可能 )。例えば,クラスター分析の場合に,もとのデータを用いるかわりに少数個の主成分得点を使用することができる。

  3. 得られた主成分の個数が多い場合には,例えば 2 組の主成分の組み合わせでケースのプロットをしても全容が把握しにくい。このような場合には,主成分得点を用いてクラスター分析を行ってみるのもよいであろう。


演習問題


応用問題


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