$\chi^2$ 表の補間 Last modified: Nov 07, 2002
$\chi^2$ 表の場合には,自由度に関して直線補間(比例配分)を行う。
例題:
「$\chi^2$ 分布表において,自由度が $33$,両側確率が $0.05$ になるようなパーセント点を求めなさい。」
計算手順:
- 求めたい自由度を $\nu_{b}$,それを挟む $2$ つの自由度を $\nu_{a}$,$\nu_{c}$ とする ($\nu_{a} \lt \nu_{b} \lt \nu_{c}$)。
例題では,$\nu_{b} = 33$,$\nu_{a} = 30$,$\nu_{c} = 40$ である。
- $\nu_{a}$ に対応する値 $a$,$\nu_{c}$ に対応する値 $c$ を表から読みとる。
例題では,$a = 43.77$,$c = 55.76$ である。
- $\nu_{b}$ に対応する値 $b$ は,次式で求められる。
\[
b = a+(c-a)\ \frac{\nu_b-\nu_a}{\nu_c-\nu_a}
\]
例題では,$b = 43.77 + (55.76 - 43.77)\times \displaystyle \frac{33-30}{40-30} = 47.367$ となる。
注 1: $\chi^2$ 分布の上側確率の計算によると $\Pr\{\chi^2\geqq47.367\}= 0.0503295$ であり,かなりよい近似値を与えることがわかる。
注 2: $\chi^2$ 分布のパーセント点の計算によると $47.3999$ である。
演習問題:
応用問題:
問題2 $\chi^2$ 分布表において,自由度が $5.24$,上側確率が $0.05$ になるようなパーセント点を求めなさい。答えは小数点以下 4 桁目で四捨五入した値を解答欄に記入し,送信ボタンをクリックしなさい。
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