紙と鉛筆の時代の集計表による計算処理を,コンピュータ上で実現させたソフトウェア。集計表の各桝目には,データ,および,データをどのように処理するかという命令を書込むことができる。ある行(列)と別の行(列)を加減乗除したり,行(列)和をとったり,複雑な計算過程を記憶させて繰返し実行するなどの機能も持つ。あるデータ処理手続を事前に定義しておけば,データだけを各桝目に入力すれば(時々刻々と)計算結果が更新・表示されていく。このようなデータ処理手続を定義したものをワークシートと呼ぶ。該当するソフトウェアとしては,VisiCalc,SuperCalc,Multiplan,Lotus 1-2-3 などがある。