順序尺度 ordinal scale

 観察される変数と数値を対応させる基準。例えば,治療効果の判定において,悪化を -1,不変を 0,改善を 1,著効を 2 のように数値に対応させて入力する。ある場合には,改善を 1 とすれば著効は 3 くらいかもしれない。しかし,それを決定できる客観的な根拠がない場合には,これらの数値は大小関係にのみ意味がある。平均値などをとることはできないが,中央値は定義できる。また,大小関係の情報を使用するノンパラメトリックな統計学的分析手法がある。データ水準が「順序尺度以上」とは,間隔尺度比例尺度を含む(これらは共に,順序尺度の性質を備えている)。

データの水準も参照のこと。


Last modified: May 16, 2002
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