マンテル・ブライアン法の改定版     Last modified: Sep 01, 2015

N. Mantel, N. R. Bohidar, C. C. Brown, J. L. Ciminera, and J. W. Tukey ( 1975 ) : An improved Mantel - Bryan procedure for "safety" testing of carcinogens. Cancer Research, 35 , 865 - 872.

 原法にはいくつかの問題が指摘されていた。即ち,得られる安全用量が用量 - 反応関数の逆関数を用いて得られるものと比べて厳し過ぎる,実験データの統合法が不十分である,自然発生率の取扱い方が不十分である等である。これらの批判に答えて原法を改良したものが本法である。

\[ P = p+(1-p)\ \Phi\,(a+\log_{10}\,D) \tag{31} \]  $P$ は観察された発生率,$\Phi$ は標準正規分布関数 $p$ は自然発生率,$a$ は用量 - 反応曲線の切片( $p$,$a$ を最尤推定する )。


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