他のアプリケーションで作成されたファイルからデータを読む Last modified: Feb 19, 2004
R でデータを直接読めない場合でも,そのアプリケーションがテキスト形式(CSV ファイル*1など)でデータをファイルに書き出すことができれば,書き出されたファイルから read.table でデータを読み込むことができる。
Excel の場合には,ワークシートを開いて必要部分をコピーし,エディタで新規ファイル作成のウインドウへペーストしてテキスト形式でセーブするのが一番簡単と思われる。
注1: CSV 形式のファイルの存在意義は,空白を含む文字型データを使うためだけである。たとえば "abc def" のような場合,引用符がないと,abc と def という 2 つのデータと解釈されるおそれがある(行ごとにデータの個数が違うというエラーが出ることになる)。"xyz" のような場合,空白を含まないので引用符は不要(あってもよいが)。
CSV ファイルを読むために read.csv, read.csv2 の説明をしている場合があるが,パラメータのデフォールトが違うだけで read.table の方が本家。パラメータの設定をちゃんとして read.table を使えばよい。
数値型データのみを取り扱う場合は,タブ区切りでも何の問題もないというか,タブ区切りの方が汎用性が高い。たとえば Excel にペーストするとちゃんと各セルに数値が格納される。スペースやカンマ区切りだとそうはいかないのである。
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