軌道長半径 5.203 天文単位,公転周期 11.86 年,自転周期 0.414 日,半径 71492 キロメートル,質量は地球の 317.832 倍,衛星数 16(そのうち大きな 4 つの衛星はガリレオが発見したガリレオ衛星と呼ばれる イオ,エウロパ,ガニメデ,カリスト)
木星の表面温度はマイナス 150℃。
木星は“太陽になりきれなかった惑星”といわれる。木星は太陽と同じく水素やヘリウムでできているが太陽のように核融合をおこすにはまだまだ小型なのである。
表面には鮮やかな赤,茶,白の縞模様が観察される。中央下にある褐色の楕円形の模様はかの有名な“大赤斑”。下にある三つの暗褐色の斑点は後述する大事件の痕跡。
1994 年 7 月下旬に,シューメーカー・レビー第9彗星(略称 SL9)の衝突が話題になった。1000年に一度ともいわれる大衝突の規模は予想をはるかに上回り,木星の表面に数多くの痕跡を残した。暗褐色の斑点の規模は,直径が約2500キロメートル!
ハッブル宇宙望遠鏡により,衝突の際の茸雲も撮影された。茸雲は 3300キロメートルの高さに達した。その温度は数千度(太陽の表面温度に匹敵する)。