地球 Earth

 軌道長半径 1億4960万キロメートル=1 天文単位,公転周期 365.26 日,自転周期 0.997 日,半径 6378 キロメートル,衛星数 1(月)

 地球は,太陽から適度に離れていて,大気を安定して保持できるだけの大きさがあるため“水の惑星”になれた。地球ができたとき大気中に放出された大量の水蒸気が凝結し,雨となり地表に降り注いだ。これが海となり,大気中の二酸化炭素を溶かし込んだので適度な温室効果が保たれた。

 金星は太陽に近すぎるために,水は水蒸気の状態のままであり,二酸化炭素も大気に残ったままであるため,温室効果が甚だしく,気温は非常に高温になってしまった。

 火星の半径は地球の半分程度なので重力が小さく,大気を引き留めておくことができない。そのため温室効果を生む二酸化炭素をはぎ取られてしまい,気温は低いままである。

 結局,わが母なる地球は,その位置と大きさからたまたま生命をはぐくむことができた幸運な惑星なのである。


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Last modified: Sep 06, 2003