1997/03/08日
　土曜日なので１２時半頃に出かけた。現地到着は１時半くらい。まだ彗星は昇っていない。先日と同じ場所に位置決めした。冷たい風が強い。車の中から双眼鏡で琴座，白鳥座などを見て時間待ち。無料化された赤城道路はローリング族が多い。ひっきりなしに車がやってくる。それも四つ目のライトを明々と付けてものすごい爆音をとどろかせて猛スピードで駆け抜ける。６日の日には車はほとんど通らなかったので，こんなに邪魔になるなんて想像できなかった。登ってくる車はすべてがローリング族と言うことでもなく，ヘール・ボップ彗星目当ての車も４，５台来て，私の前後に駐車。私の前に陣取った人は大宮ナンバーだった。
　３時３分頃，山の稜線の一部から尾が見えた。固定されたサーチライトのように，夜空に光の筋が突き立っている。そのうち，全貌が現れた。イオンテイルもダストテイルも若干長くなっているような気がする。写真を撮っている最中もローリング族は次々と私の側を通り抜ける。車が行きすぎたと思ってシャッターを切ると２０秒も経たない内に次の車がやってくる。長時間露光などとてもできない状態である。結局，薄明が始まる頃まで邪魔のされどおしであった。
　写真はもうできているはず。取りに行かねば。

　撮影データ：1997/03/08 04:47:20〜04:48:30 (70sec.) f50mm F3.5 ISO-1600 ネガフィルム