文章中の文字列を枠で囲むには,
普通の文章,\fbox{\rule[-0.3ex]{0mm}{2.2ex}\,\verb;枠で囲みたい文字;\,},次の文章」のようにすればよいのですが,いつもいつもこんなに長ったらしいおまじないを書くのはいやですから,マクロを定義しておきます(さらに,いろんな文書でもよく使うなら,自分用のスタイルファイルを作って,\usepackage で指定しておけばよいです)。
マクロの定義は,\documenclass と \begin{document} の間に,
\newcommand{\WAKU}[1]{\fbox{\rule[-0.3ex]{0mm}{2.2ex}\,\verb;#1;\,}}という定義をしておき,
「文字列を\WAKU{枠で囲む}には」のように使います。
LaTeX ファイルが以下のようになっているとき,
\documentclass{jsarticle} \newcommand{\WAKU}[1]{\fbox{\rule[-0.3ex]{0mm}{2.2ex}\,\verb;#1;\,}} \begin{document} 文字列を\WAKU{枠で囲む}には \end{document} |
これをタイプセットすると,
のようになります。
この他に,fancybox.sty というスタイルファイルがあれば,
\documentclass[a4]{jsarticle} \usepackage{fancybox} \begin{document} \begin{itemize} \item \doublebox{二重枠} \item \ovalbox{オーバル} \item \Ovalbox{太オーバル} \item \shadowbox{影付き} \end{itemize} \end{document} |
のようにして,それぞれの枠を付けることができます(オーバルと太オーバルは,画面上ではいびつな枠になるかもしれませんが,プリントするときれいな枠になるはずです)。