Excel の「回帰分析」ツールは,おかしな方法で標準化残差を計算します。しかも,バージョンによってその計算方法自体も(計算結果も)変化しました。

Excel 95 までは,(観察値−予測値)/誤差の平均平方の平方根 で計算していたようです。この方法は,SPSS でも取り入れられている方法です(でも,不適切です)。
注:Windows95 での Excel の Version7.0,Windows 3.1 版の Excel5.0 も,Excel 95 と同じ(参照

いつの頃からかは分からないのですが,Excel 2000 では既に,(観察値−予測値)/stdev(全部の残差) で計算しています。この方法は,さらに不適切です。

分析結果
分析結果を見て気づくのは,Excel は「標準化残差」ではなくて「標準残差」という用語を使っていること。なるほど,示されているのは「標準化残差」ではないのですね。見当違いのケチを付けて,申し訳ありませんでした。

R で計算した結果も示しておきます(当然ですが,ちゃんと「標準化残差」を計算しています)。

> ls.diag(lsfit(x,Y))$std.res
 [1] -0.07597467  1.55343499 -2.01731979 -0.66755613 -0.16746230  0.86123884 -0.46277130
 [8]  0.37112325  0.60124684  0.34244135 -1.41038531 -0.16413223  1.39091639 -0.86854105
[15]  1.33815298


Last modified: Jun 03, 2003

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