> Y 切片 = 1.64043423469383
> X 係数 = 0.552038683551606
> se = 17.1655658200779
> Y 評価値の標準誤差 sde = 1.46481934978677
> t' = 2.30600413531647
> X の平均値 = 5.526
> Σ(Xi-meanX)^2 = 237.42184・・・・ここを簡単に計算してくれる機能は
>                  ロータス・エクセルにありますか?
 Excel で計算する方法を示しましょう。

 以下において,Xvar は変数 X の入力されている範囲(例えば A2:A100),Yvar は変数 Y の入力されている範囲(例えば B2:B100)に付けられた名前とします。また,予測値を求めたい X の値が A1 に入っているとします。
 計算に必要なものは

Y 切片=INTERCEPT(Yvar,Xvar)
X 係数=SLOPE(Yvar,Xvar)
Y 評価値の標準誤差 sde=STEYX(Yvar,Xvar)
t'=TINV(0.05,COUNT(Xvar)-2)
X の平均値=AVERAGE(Xvar)
Σ(Xi-meanX)^2=DEVSQ(Xvar)
予測値=FORECAST(A1,Yvar,Xvar)
 Y 切片,X 係数は予測値の計算に FORCAST を使うとすれば求める必要はありません。
 信頼限界の計算は上記計算結果を使ってもよいのですが,計算結果の入っているセルの参照関係を書くのがわずらわしいので,関数だけを使って書くと以下のようになります。
下側信頼限界=FORECAST(A1,Yvar,Xvar)
      -TINV(0.05,COUNT(Xvar)-2)*STEYX(Yvar,Xvar)
       *SQRT(1/COUNT(Xvar)+(A1-AVERAGE(Xvar))^2/DEVSQ(Xvar))

上側信頼限界=FORECAST(A1,Yvar,Xvar)
      +TINV(0.05,COUNT(Xvar)-2)*STEYX(Yvar,Xvar)
      *SQRT(1/COUNT(Xvar)+(A1-AVERAGE(Xvar))^2/DEVSQ(Xvar))
 なお,前のページで se も書いてありましたが今回の目的の計算をするには関係ありません。se が計算できれば,回帰の分散分析表が作れます。
se=(1-RSQ(Yvar,Xvar))*DEVSQ(Yvar)
 ちなみに
相関係数=CORREL(Yvar,Xvar)
重相関係数の二乗 R2=RSQ(Yvar,Xvar)
 なお,Excel は計算を単精度で行っているので有効桁は6〜7桁だと思います。
 前のページに添付した結果は倍精度で計算してあるので,有効桁は15〜16桁あるはずです。

Last modified: May 15, 2002

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