分析ツールの回帰分析の結果は正しいみたいだけど,図中に書き込まれる近似曲線の式の係数が間違っている。
x | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 |
y | 20 | 28 | 32 | 40 | 40 | 48 |
![]() |
概要 | ||||||||
回帰統計 | ||||||||
重相関 R | 0.98221263 | |||||||
重決定 R2 | 0.96474164 | |||||||
補正 R2 | 0.95592705 | |||||||
標準誤差 | 2.10215309 | |||||||
観測数 | 6 | |||||||
分散分析表 | ||||||||
自由度 | 変動 | 分散 | 観測された分散比 | 有意 F | ||||
回帰 | 1 | 483.657143 | 483.657143 | 109.448276 | 0.00047177 | |||
残差 | 4 | 17.6761905 | 4.41904762 | |||||
合計 | 5 | 501.333333 | ||||||
係数 | 標準誤差 | t | P-値 | 下限 95% | 上限 95% | 下限 95.0% | 上限 95.0% | |
切片 | 16.2666667 | 1.95699802 | 8.31205063 | 0.00114428 | 10.8331578 | 21.7001755 | 10.8331578 | 21.7001755 |
X 値 1 | 1.05142857 | 0.10050214 | 10.461753 | 0.00047177 | 0.77238932 | 1.33046783 | 0.77238932 | 1.33046783 |
ま,「折れ線グラフ」を描いたのが一つの問題。
「散布図」を描いたら良かったのに。「散布図」の編集で近似曲線を描くとちゃんとできるみたいだけどね。
でも,そもそもExcel の「折れ線グラフ」は横軸が「項目」になっているので,近似曲線をオプションに付けようというのがわからん。横軸は,必ずしも数値軸じゃないんだからね。というか,数値軸じゃないほうが多いんでは?
追記 2003/01/16
なぜこんな不思議なバグがあるかと思っていたが,先日とあるページで,「マイクロソフトに問い合わせたら,バグではないといわれた。このような場合には,横軸には【1から始まる整数値という暗黙のxが仮定されるのだ】といわれた。納得行かない」と書いてあった。なるほど,マイクロソフトらしい対応だ。
確かに,
x | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
y | 20 | 28 | 32 | 40 | 40 | 48 |
というデータで,回帰分析をやると
係数 切片 16.26666667 X 値 1 5.257142857という結果になり,「散布図」で書かせた近似曲線の式と同じになる。
![]() |